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テラメント大量保有株問題、やはり虚偽。立件も視野

週末に話題になったテラメント社の大量保有株問題が正式に虚偽認定され、金融商品取引法違反容疑での立件も検討されているとのこと。トヨタやソニーなどの巨大な企業の株をそれぞれ51%以上も保有ということで、早々に虚偽であると噂されていましたがこれで市場の混乱も治まりそうです。

Slashdot Japanによると

有価証券報告書の開示システムであるEDINETに1月25日、アステラス製薬、フジテレビジョン、ソニー、三菱重工業、トヨタ自動車、日本電信電話各社の株についての大量保有報告書がテラメントという会社から提出されている。その内容というのは、各社の発行済み株式の51%を取得したということだが、当然のようにこのような事実はない。

※EDINETとは有価証券報告書等の開示書類を閲覧するホームページ

そもそもなぜ虚偽の報告がまことしやかに流れたかというと、大量保有報告書を提出者がEDINETシステムに登録して一般に公開されるまで事前に内容を確認できないようになっているとのこと。確かに、一般公開前に限られた人だけが情報を知ることができるとインサイダーの温床にもなりかねないので懸命な判断。しかしながら、そのシステムの裏をかいて悪用する者が出た以上見直しを考えざるを得ないでしょう。

ちなみに、Wikipediaの項目によると

虚偽の報告書の提出:懲役5年以下、500万円以下の罰金(法第197条の2第6号)

とのこと。市場を混乱させ利益を得ることが出来るという前提ならば(実際今回は値上がりもしたようです)、この罰則は低すぎる。今回の件も刑事罰の低さを知っている確信犯の悪用でしょう。

もし、派手にやらずに細々と虚偽の報告を出していれば…。そう考えると叩けば埃のでる案件も多そうです。
警鐘を鳴らした今回の件を踏まえ一刻も早く対策を練り、悪用するものが後を絶たないという事態にならなければよいのですが。

via Slashdot Japan
via ポケットニュース

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